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2023/09/15 2023/08/08
注文住宅を建てるに当たり、極めて重要になってくるのが水回りです。水回りは利用頻度が高いため、不具合が発生しやすいのも事実です。問題が起こりやすい箇所なので、住宅を建てる際には間取りや注意点を把握しておきましょう。そこでこの記事では、注文住宅における水回りを解説します。家を建てる予定の方は、じっくり読んでみてください。
まずは水回りとはどういったものかを解説していきます。水回りとは洗面所・トイレ・浴室・キッチンの4箇所を指しています。生活するに当たり欠かせない設備であり、水を使うので水回りと呼ばれていいます。
水回りの設備を提供しているメーカーは数多くあるので、お気に入りのメーカーに統一しても構いませんし、設備ごとに変えてもOKです。ただ、なるべく早い段階で決めておくのがおすすめです。設備の種類によっては、在庫を取り寄せるまでに時間が掛かるケースもあるからです。
水回りは、前述したように洗面所・トイレ・浴室・キッチンの4箇所です。それらの設備を決める順番は、まずは風呂がおすすめで次はキッチン、そして洗面を決め最後にトイレにしましょう。
それらの設備を導入する工期がそれぞれ異なっており、風呂は最も時間がかかるのです。設備も大きく、搬入などに問題が生じることも考えられるので、風呂そしてキッチンといったものから決めてください。
水回りで注意しておきたいのが間取りです。その間取りを含めた注意点を、ここでは一つずつ解説していきます。
コスト減を狙っているのであれば、水回りを一箇所にまとめてしまうのがおすすめです。たとえばキッチンのすぐ隣を洗面所や浴室、そしてその隣をトイレにしてしまうのです。一箇所にまとめることで、配管工事がそこに集中するので、工務店側の手間が省けることになり、コスト減に繋がります。
ちなみに、1階と2階にトイレを設置するなど、複数の回に水回りの設備を設置しなければならないケースでは、1階と2階の同じ位置に水回りを創ると配管工事が最小限で済むのでおすすめです。
一方で、念願の注文住宅であり、こだわりの間取りにしたい方もいるでしょう。そういったケースでは、ある程度の費用が余計にかかるので理解しておいてください。
トイレは便器の種類ひとつを見ても豊富であり、広さなど決めるところがたくさんあります。まず考えていかなければならないのが、トイレの数です。家族の数によっては、トイレを2つ作るのがおすすめです。
とくに家族4人以上で暮らす場合はトイレが1箇所だと、朝など混雑することが考えられるので注意しましょう。また家族に介護が必要な人がいる場合は、手すりの設置も検討してください。
洗面所の配置はシンプルで、基本的に浴室の隣に作ることになるでしょう。そこで問題になるのが、その広さです。洗面所は洗面台以外にも収納のための棚などを設置することもあり、ある程度の広さを確保することが重要です。
家族の人数によっても適切な広さは異なってくるので、家族および工務店側と相談して決めましょう。
浴室は換気扇が必要不可欠であり、窓があると換気や掃除が楽になるのでおすすめです。ただ、窓を設置する際は覗かれないようにするべきで、なるべく高い位置に設置しましょう。
浴室の広さも重要であり、子供と一緒に入浴したり介護の必要になったりするケースでは1.5坪程度の広さの浴室タイプがおすすめです。
キッチンにはフルオープンタイプのアイランド型キッチンや対面式のカウンターキッチン、そして壁に向かって付ける壁面キッチンがあります。
近年では、カウンターキッチンが人気ですがキッチンが丸見えといったデメリットもあるので、安易に選ばないようにしましょう。キッチンは収納も重要であり、パントリーなどの別設備も検討してみてはいかがでしょうか。
確かに水回りを2階にするメリットはあります。一方でデメリットもあるので、どちらも把握したうえで決める必要があるでしょう。ここでは、水回りを2階に配置するメリットとデメリットを紹介します。
まずメリットとして考えられるのが、浴室への採光と風通しです。結果としてカビが発生しにくくなるので、メンテナンスも楽になるでしょう。
また、2階にランドリースペースがあることで、洗濯が終わったらすぐにベランダで洗濯物を干せます。1階で洗濯し水を含んだ重い洗濯物を2階まで運ぶ必要もありません。
デメリットには、キッチンは1階になり、その他の水回りは2階だと配管工事が複雑になり、結果として工事費が割高となります。さらに、高齢者になると2階まで上がるのが大変になり、大きな負担になる恐れもあります。
水回りは注文住宅において極めて重要であり、洗面所・トイレ・浴室・キッチンの設備を指します。利用頻度が高いため、不具合が発生する可能性もあります。水回りの設備は多種多様であり、早い段階でメーカーや設備の種類を決定することが重要です。間取りの決定では、風呂→キッチン→洗面→トイレの順で進めることがおすすめです。
間取りを含めた注意点として、コスト削減を狙う場合は水回りを一箇所にまとめる方法や、家族構成に合わせたトイレの数や洗面所の広さの確保が重要です。水回りを2階に配置するメリットとして、浴室の風通しやランドリースペースの便利さが挙げられます。水回りの計画は家族のライフスタイルや将来のことを考慮して、慎重に進めることが大切です。