
建売住宅と注文住宅はどちらがよい?それぞ...
結婚や出産を機に、新築一戸建ての購入を検討し始める方が多いのではないでしょうか。その場合、建売住宅か注文住宅のどちらにす...
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2022/07/22
注文住宅を建てる際、まずしなければならないのが土地探しです。家づくりではついつい建物本体の仕様や間取り、デザインに注目してしまいがちではないでしょうか。しかし、どんなに理想的な建物が完成したとしても、土地選びを失敗すると後悔することになります。そこで本記事では、失敗しない土地探しの方法や注意点を解説します。
土地探しをするとっても、むやみに始めるのはおすすめできません。土地は同じものが一つもなく、すべての土地で条件が異なります。何の準備もないまま土地を探し始めてしまうと、情報が多すぎて混乱することになるでしょう。
そこで、土地探しをスタートする前に2点決めておくべきことを解説します。1つ目が、エリアと予算を決めることです。会社や学校の立地、周辺の治安、どのような年代の人が多く住んでいるのか、など検討すべきポイントがあるでしょう。複数のポイントから、住みたいエリアを絞り込みましょう。
さらに、土地に対していくらまでお金をかけるかを決めておくことも大切です。建物は完成時点で価値が落ちますが、土地は数十年後もあまり価値が変わらないと予想されます。あえて土地にお金をかけることで、売却時の価値を高めるのも選択肢の一つです。
場所と予算が決まると、効率的に検索できます。ただし、予算ですが、土地代以外に税金や諸費用が発生するので余裕を持って計画しましょう。
2つ目が、土地の条件の優先順位を決めることです。土地に求める条件をピックアップすると、複数の条件が出てくるでしょう。しかし、条件のよい土地は、ほかの人にとっても好条件の可能性が高いです。数日間検討している間に購入されてしまったというケースも少なくありません。
また、求める条件をすべて満たす土地が見つかる可能性は低いと考えましょう。そこで、条件をピックアップした中で、どの条件の優先順位が高いのか決めておくことが重要です。最低限叶えたい条件が決まっていれば、土地探しにかかる負担を軽減できます。
土地探しの方法にはさまざまな選択肢があります。業者に頼らず、自力で探す方法としては、現場に足を運ぶ、インターネットや情報誌をチェックするといった方法があるのです。
たとえば、エリアが決まっている場合、現地に足を運んで探すのがおすすめです。インターネットには載っていない土地が見つかったり、交通の便を体験できたりするメリットがあります。
次に、インターネットや情報誌をチェックする方法は、気軽に情報をチェックできるのが魅力でしょう。すきま時間を活用でき、自宅に居ながら土地探しができます。ただし、掲載されている情報が常に最新のものとは限らないため、すでにほかの人に購入されてしまっているケースがあるので注意しましょう。
土地探しを業者に依頼する場合、不動産会社とハウスメーカーの2つが主な選択肢になります。優良な不動産会社を探すことができれば、特定のエリアの情報を豊富に持っていたり、プロの視点から的確なアドバイスを受けられたりするでしょう。ただ、不動産会社によっては、土地に関する情報をあまり持っていないところもあるため、慎重に不動産会社選びをするのがおすすめです。
ハウスメーカーに依頼するメリットは、家のプランに合う土地を探してくれることです。担当者によっては提案をあまりしてくれないケースもありますが、建設する家の条件にある土地を探してもらえるのは、魅力の一つだといえます。
理想がすべて叶えられる土地を見つけるのは簡単なことではありません。そこで、確認すべきポイントをピックアップし、優先順位をつけておきましょう。
たとえば、勤務地や学校からのアクセス、周辺の施設、子育て環境などに関わる土地の立地を最優先に考える方も多いでしょう。また、日当たりやプライバシーに関係する、土地の形や方角も重要なポイントだといえます。土地の方角によって家のプランニングが変わってくるため、叶えたい間取りが決まっている場合は土地の方角をチェックしておきましょう。
さらに、エリアや方角が条件にマッチしていても、土地に高低差がある場合は慎重に検討するのがおすすめです。土地の高低差によっては、盛土工事や擁壁工事といった追加工事が必要になるケースがあります。
そのほか、土地の災害リスクも確認すべきポイントです。せっかく完成したマイホームが災害で被害を受けたら後悔するでしょう。ハザードマップを確認し、災害リスクの少ない土地の購入をおすすめします。
家づくりでは、建物本体だけに注目するのではなく、土地探しから慎重に行いましょう。土地探しではさまざまな条件を検討しなければなりません。そこでまずはエリアと予算、求める条件の優先順位を明確にするところから始めましょう。また、土地探しの方法もいくつか選択肢があるので、メリットとデメリットを理解して自分に合う方法を選ぶことが大切です。